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教育ICTの学校導入に向けて文部科学省が進めている「GIGAスクール構想」とはいったいどういった構想なのでしょうか?おさらいしてみましょう
「2023年度までに小学校、中学校の全学年の児童一人ひとりがそれぞれ端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指すこと」と発表されています。
また、学校における高速大容量のネットワーク環境(校内LAN)の整備も推進することが明言されています。感染症の拡大により、計らずともGIGAスクール構想はよりスピードをもって進めて行く学校様も多いでしょう。2023年度までには、学校教育の理想の形とはいったいどういったものでしょうか?まずは、文部科学省がイメージする形動画をご覧ください。
出典:文部科学省
では実際に目標としている水準とはどのような水準でしょうか?文部科学省が提言している水準をご紹介します。
出典:文部科学省
あくまでもモデルであり、各自治体が各学校での活用を想定して仕様書を作成します。
あくまでもモデルであり、各自治体が各学校での活用を想定して仕様書を作成します。
出典:文部科学省
理想環境の教育のイメージをご紹介いたしました。その他以下の関連記事もご参考ください。
・GIGAスクール構想の実現標準仕様書/文部科学省
・「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ/文部科学省
次は、ネットワークの構成例を見てみましょう。
出典:文部科学省
ネットワークの構築のほかに学校では、個人情報や校務システムなどを扱うためセキュリティーが万全ではないといけません。文部科学省ではネットワークのセキュリティーに関しては以下のガイドラインモデルを提言しています。
同じ端末で操作とはいったいどういう事でしょうか?詳しくご説明します。 先ほど紹介した、ガイドラインモデル「ネットワークの具体的な構成例」では、 セキュリティーは守られますが、端末が2つある状態なので、デメリットが多くあります。
先ほどの部分をアップにした図です。
この状態では、
●端末の管理が増える。
●端末が増えるのでコストもかかる
●端末を切り替える度に移動が必要
●USBメモリなどを使って、端末間のデーターをやり取りした場合は、ウィルスに感染してしまう
といったデメリットで生産性が落ちてしまします。
このような状態を避ける為にGO-Globalが活用できます。GO-Globalを使えば、校務システムと公務外部接続を同じ端末で操作できるのです。
このように、切り分ける方法を一般的にインターネット分離またはWEB分離(詳しくはコチラ)と言います。
インターネット分離を行える仕組みは様々ありますが、GO-Globalはシンプルな構成で管理がしやすいのが特徴です。特に、教育機関などに導入するにはとてもお勧めです。では、なぜGO-Globalが教育機関におすすめなのか、もっと詳しくみていきましょう。
GO-Globalは仮想マシンにWindows Server OSをインストールしてアプリケーションを複数人で利用するタイプのSBC型(サーバーベースドコンピューティング)方式です。仕組みがシンプルなのでVDI方式より管理がしやすくなっています。
SBC方式
仮想マシンにWindows ServerOSをインストールしてアプリケーションを複数人で利用します。
※1つのOSで複数人が利用するので、管理がしやすく低コストです。
VDI方式
仮想マシンにWindows ClientOSをインストールして個別に環境を使わせる方法をVDIと呼びます。
※個別に環境を用意しなければならないので管理が複雑になりコストがかかります。
複数人で1つのアプリケーションを使用たり、沢山のアプリケーションを起動する業務でなければ、SBC方式を採用しているGO-Globalは、コスト面、管理面でお勧めです。
Remote Desktop Serviceに頼らない技術
GO-Globalは、他社製品と違いRemote Desktop Serviceに頼らない技術です。他社製品では最小構成でも3台のサーバーに対してそれぞれのコンポーネントのインストールが必要です。そのため利用開始までには数多くの行程が必要となります。
最小構成ではGO-Globalホストサーバー1台で利用する事が可能で、構築・運用するためのADサーバーは必須ではありませんのでWorkgroup環境での利用も可能です。
サーバーはWindowsOSなので、OSにあったアプリケーションを入れておけば、端末はデバイスを選ばず、使用することができます。 iPadでワードやエクセル、校務アプリケーションを動かすこともできます。
仮想デスクトップなどで作業すると、アプリケーションの動きがギクシャクする、画面が停止する。といったトラブルがあります。しかしGO-Globalはそういったストレスがかかりません。
なぜならば、描画を配信する際に、画面情報をビットマップで送受信するのではなく、描画命令をクライアントへ送信しています。そのため、従来の方法と違い、素早く通信することが可能です。
描画命令なので、転送に負担がない。
画面をそのまま送るので、転送されるのに負担がかかる。
GO-Globalはサーバー上でデーターを一元管理、端末にデーターを残しません。データーは、サーバーで管理していますので操作している端末には情報が残りません。
GO-Globalの通信プロトコルRapid-XはGraphOn社の独自の技術となり仕様は公開されていません。さらにGO-Globalはサーバー画面ではなく描画処理のデーターを通信しているため第三者に覗かれた場合でも解読することは困難です。
他社製品ではMicrosoftのリモートデスクトップの機能を利用して端末に配信しています。機能の通信プロトコルは公開されているので、リモートデスクトップの仕様を解読し攻撃を受ける場合があります。
GIGAスクールへの要件は多岐に渡るので導入するまでには、検討する時間が必要です。 部分的ではありますが、今後ずっと入れていくシステムだからこそ、 管理が簡単で、コストが抑えられるGO-Globalの分離方法をぜひご検討ください。 また、GO-Globalの校務分離システムを入れた事例もご参考にしてください。 事例はコチラ
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