導入事例05

  1. ホーム
  2. 導入事例
  3. 「GO-Global」と「福祉資金貸付システム」の組み合わせで、自治体システムの運用最適化とコストのスリム化を実現

事例NO.5

「GO-Global」と「福祉資金貸付システム」の組み合わせで、自治体システムの運用最適化とコストのスリム化を実現

今回は、GO-Global販売代理店である「北日本コンピューターサービス株式会社(秋田県秋田市)」が実現した、自治体向けシステムの「運用効率化」と「コストのスリム化」の事例を紹介する。

Case05

Date

  • 北日本コンピューターサービス株式会社(秋田県秋田市)
  • 福祉総合システムを構築
  • 社員数240名
  • 売上46.9億
  • エンドユーザー様:自治体の福祉課
  • 「自治体向けシステム構築」に強みを持つシステムインテグレーター北日本コンピューターサービス

    北日本コンピューターサービス株式会社(以下、北コン)は、秋田市を拠点とする「自治体向けシステム構築」に強みを持つシステムインテグレーターだ。「生活保護」「福祉資金貸付」「滞納管理」の3つの分野を中心に、パッケージソフトウェアの開発・販売・サポートを実施している。同社の主力製品である生活保護システムは、自治体が導入している生活保護システムの「60%のシェア」を誇り、全国ナンバーワンの実績を持つ。
    もう1つの主力製品が、全国40自治体の採用実績を持つ「福祉資金貸付システム」だ。主に自治体の福祉課に導入されており、福祉課で働く職員の「福祉資金貸付の業務効率化」を実現している。

     
       福祉資金貸付システム
    • 今回の事例概要

      GO-Global販売パートナーの北コンは、自治体向けシステムの「運用最適化」と「コストのスリム化」を目指し、GO-Globalの導入を決断した。
      既存システムで利用していたシンクライアント製品をGO-Globalに切り替えることで、「保守対応の品質向上」と「シンクライアント費用の削減」を実現。
      エンドユーザーの利便性が向上し、同社の保守対応に掛かる工数も削減されるなど、大きな成果を上げている。

    • 【GO-Global導入前に、北コンが抱えていた3つの課題】

      既存シンクライアント製品の保守対応の品質が低く、対応に時間が掛かっていた
      接続エラー時にセッションが残り、SEの対応工数が発生していた
      既存シンクライアント製品のライセンス形態が顧客希望と合わず、導入コストが高額になっていた

    • 【課題の解決策・導入結果】

      GO-Globalへ切り替えることで、保守対応のレスポンスと品質が向上
      接続エラー時のセッション問題が発生しなくなり、SEの対応工数と負担が軽減
      顧客希望を満たすライセンス形態で提供可能となり、シンクライアント製品に掛かる費用を削減

    • 「システム構築するITベンダー」と「システム利用するユーザー」の双方にメリットがあるシンクライアント

      北コンが全国各地の自治体に「福祉資金貸付システム」を提案する際、顧客要望に合わせ「パッケージソフト」「シンクライアント」「物理・仮想サーバー」「クラウドサービス」を組み合わせ、最適な形でシステム提案を行っている。ニーズに応じたパッケージソフトのカスタマイズも行い、ユーザーの利便性が高く好評だ。
      同システムは「オンプレシンクライアント型」で提案するケースが多く、構内に物理サーバーを設置し、サーバー側に「福祉資金貸付システム」を構築する。そしてSBC(サーバーベースドコンピューティング)方式のシンクライアント製品を使い、シンクライアント端末からサーバーに接続し、同システムを利用する方法が主流だ。
      シンクライアントのメリットは、サーバー側でシステム管理を一元化するため「データのバックアップ」や「ハードウェアの障害監視」など、保守運用に掛かる工数や負担を軽減できる。また、シンクライアント端末の「アプリケーションインストール」や煩雑な設定が不要で、「既存のLAN環境」で利用できるためユーザーにとって利便性が高い。「システム構築するITベンダー」と「システム利用するユーザー」双方にメリットがあるのが特徴だ。


         福祉資金貸付システムの構成
    • 「福祉資金貸付システム」を某シンクライアント製品で運用。しかし「保守・運用面」と「費用面」での問題が顕在化

      北コンは、古くから利用している「シンクライアント製品」を使いシステム構築を行っていたが、「保守・運用面」と「費用面」に課題を抱えていた。まず、シンクライアントに関わる問題が発生した際、同社SEが問合せ窓口に連絡するが「解決に繫がる回答」を得るのに時間が掛かり、問題解決に時間を要していた。
      また、シンクライアント利用中に接続エラーが起きた際、セッションが残ってしまう現象が発生。再接続するには、同社SEが「セッションを強制的に切断」する対応が必要となっており、保守対応の負担となっていた。 ライセンス費用についても見直しを図る必要があり、北コンは「シンクライアント製品」のリプレースを検討する。

    • GO-Globalでシステムの「運用最適化」と「コストのスリム化」を実現

      課題を解決すべく、代わりとなるシンクライアント製品を探していた北コンは、GO-Globalに出会う。早速、同社SEが評価ライセンスでGO-Globalを検証したところ、既存シンクライアント製品と比べ「遜色ない機能・性能」であることを確認した。 検証評価を通じ「福祉資金貸付システム」をシンクライアント利用する上で、十分なパフォーマンスを満たす手応えを得る。検証時に窓口に問合せした際の「回答レスポンス」も素早く、保守・サポート面の安心感が得られたことも大きかった。 またライセンス費用について、GO-Globalは「ライセンス+保守」の形態でライセンス提供しており、自治体の希望する購入形態とマッチしていた。「ライセンス+保守」契約だと導入期間や予算を組みやすくなり、シンクライアントに掛かる費用を算出しやすく、コストの最適化が可能となった。


       福祉資金貸付システム
    • 課題をクリアしたGO-Globalへのリプレースを決断する

      「機能・性能」「保守・サポート」「費用対効果」の検証結果を踏まえ、北コンはシンクライアント製品をリプレースしても問題ないと判断した。
      GO-Globalへのリプレースを決断した。自治体に導入済みの「福祉資金貸付システム」をGO-Globalに切替え運用を開始した所、事前の検証結果通り十分なパフォーマンスを発揮できた。

      また、従来のシンクライアント運用の課題であった「接続エラー時のセッションが残る問題」は、GO-Global切替え後に発生しなくなった。本問題が解決されたことで、ユーザーの利便性が向上し、北コンのSE対応工数の負担も軽減。GO-Globalへのリプレースにより「運用の最適化」を実現できた。

    • 「福祉資金貸付システム」と「滞納管理システム」のGO-Globalリプレースを推進。

      「本成功事例を受け、北コンは既存シンクライアント製品の「GO-Globalリプレース」を積極的に進める予定だ。計画として「福祉資金貸付システム」に加え、同社で取り扱う「滞納管理システム」の一部も、GO-Globalに順次リプレースを行っていく方針である。システムをより使い易く、より品質の高いサービスを提供するため、今後の取り組みを進める。 GO-Globalを活用し、顧客に最適なシステムを提供する北コン。その成功の背景には、常に新しい分野にチャレンジし、改善を追い求め続ける同社の文化がある。「AI・DX・クラウド」など先端技術をキャッチアップし、顧客から必要とされる「オンリーワンの付加価値を創る」ことで、新たなナンバーワンを目指していく。

    • GO-Global販売代理店パートナー

      [社名]北日本コンピューターサービス 株式会社
      [業種]システムインテグレーター
      [業種詳細] システム開発・システムサポート・ネットワーク構築/保守を手掛けるシステムインテグレーター。自社パッケージ『福祉総合システムふれあいパートナーシリーズ生活保護システム』は同領域で圧倒的No.1のシェアを誇る
      [従業員数]240名(令和3年9月30日)
      [URL] https://www.kitacom.co.jp/
      [ご紹介の製品] 貸付システム https://www.kitacom.co.jp/software/general